macOS Sierra で「すべてのアプリケーションを許可」が表示しない場合の対処

macOS Sierraで、セキュリティが強化されたため、セキュリティ設定でダウンロードしたアプリケーションの許可に「すべてのアプリケーションを許可」が選択肢としてなくなっていました。要は、署名がない野良アプリが実行できなくなってみたいです。

Gatekeeperは、あなたのMacに意図せずに悪質なソフトウェアがインストールされるのを防ぐことで、アプリケーションをより安全にダウンロードできるようにします。

詳しくは http://www.apple.com/jp/macos/security/ をご覧ください!

ちなみに、実行はできなくわけではなく、セキュリティとプライバシ設定で「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」に設定されていれば、起動したい野良アプリを右クリックして、許可すれば、問題なく実行できるようです。

ただ、野良アプリを常に起動できるようにしたいので、「すべてのアプリケーションを許可」を表示する方法をご紹介します。

現状

まずは、セキュリティとプライバシ設定を表示します。

管理者権限で表示しても、下記の2つの選択肢しかありませぬ・・・(´・ω・`)

  • App Store
  • App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可

対処方法

ということで、ターミナルから下記を実行します。

$ sudo spctl --master-disable

これで、OK。「すべてのアプリケーションを許可」が表示されていますので、もう一度、セキュリティとプライバシ設定を表示すると、

表示されていますね!

もし、セキュリティが気になる場合は、下記のコマンドで元に戻せます。

sudo spctl --master-enable

まとめ

http://www.apple.com/jp/macos/security/ にも書かれているように、悪意のあるアプリやマルウェアなどに対して、実行ができないのは、セキュリティ的には、「すべてのアプリケーションを許可」に設定することは良くないかなと思います。

面倒くさいかもしれませんが、野良アプリの場合、実行許可を1つ1つ設定、要は「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」に設定したほうがよいかなと思いました。